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精神科と漢方薬

精神科治療の中で漢方薬は麺つゆの中に入れるネギと同じで、料理に添えて出すことにより風味を増し食欲をそそる香辛料のようなものだと考えています。なくても間に合いますが有ればピリッと味が引き締まります。

実際の使い方を紹介します。うつ病類似の症状を呈している更年期障害には当帰(とうき) 芍薬散(しゃくやくさん)加味(かみ) 逍遥散(しょうようさん)(けい) 枝茯苓丸(しぶくりょうがん)が効きます。これらの漢方薬は本来の精神疾患が月経前後に症状が悪化するのを防ぐこともできます。


抗うつ薬(うつ病の薬)などの副作用として肥満や口の渇きがあります。前者には防風通(ぼうふうつう) 聖散(しょうさん)防已(ぼうい) 黄耆湯(おうぎとう)、後者には白虎(びゃっこ) 加人参湯(かにんじんとう)が効きます。(のど)がつまっている感じが治らない人には半夏(はんげ) 厚朴湯(こうぼくとう)が効きます。なかなか治らない神経症(ノイローゼ)柴胡(さいこ) 加竜骨(かりゅうこつ) 牡蛎湯(ぼれいとう)が効くことがあります。幸いこれらの漢方薬は市販されていますが、使用する際は専門の医師に相談することが必要です。

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