MRI検査

MRIとはMagnetic Resonance Imaging(磁気共鳴画像)の略で、磁気と電波を利用して断面画像を得る装置です。X線を使いませんので、放射線被曝はありません。撮影の時は、狭いトンネルの中に入って大きな音の中で検査しますが、いつもスタッフが見ていますので心配しないで検査を受けてください。

検査前の準備

MRI検査は、予約検査になります。急に都合が悪くなった場合はすぐにご連絡ください。急に都合が悪くなった場合はすぐにご連絡下さい。
食事は特に説明がない限り普通に食べてきてください。

注意事項

  • 撮影室に下記の物は持ち込めません。
    ①キャッシュカード、クレジットカード、診察券などの磁気カード類
    ②ヘアピン、装身具、鍵などの金属類すべて
    ③時計、計算機、補聴器、携帯電話などの電子機器のすべて
    なお、更衣室には鍵付ロッカーを用意しています。
  • 入れ歯、エレキバン、ホッカイロ、カラーコンタクトレンズなどはすべて外してください。
  • 体内に心臓ペースメーカー、クリップ、人工関節、入れ墨など金属類がある場合は事前にお申し出ください。
  • 妊娠中の方、閉所恐怖症の方は検査前にお申し出ください。
  • 検査前にトイレは済ませてください。
  • 化粧品の中に金属を含んでいるものがありますので、化粧は落としておいてください。ぬり薬などもできるだけ塗らないでください。
  • 鉄工関係の職業の方は鉄粉が付着することがありますので、検査前日に入浴・洗髪をお願いいたします。
  • その他、ご不明な点は担当医師・技師におたずねください。

検査当日の流れ

  • 検査時間の20分前に放射線科受付までおいでください。
  • 再来受付機で発行される受付票と診察券をお出しください。
  • 受付後、MRI室の前でお待ちください。
    しばらくすると担当技師が呼びに来ますので、更衣室にお入りください。
    前述した注意事項にしたがって準備をしておいてください。
  • 造影剤を使ったMRI検査を受けられる方は、技師が同意書の有無を確認させていただくことがあります。
  • MRI検査を受けます。
  • 検査終了後、技師から検査後の説明があります。
    会計伝票を渡された方はそのまま会計窓口にお持ちください。
    外来を受診される方は、先に外来へお戻りください。書類等はこちらから各科外来へ送ります。
  • 検査結果は、次回の外来受診日の時に主治医からお聞きください。
    また、緊急検査等の場合は当日の診察で結果を説明する場合もあります。
    検査室で結果をお話しすることはできませんので、ご了承ください。

頭部撮影

検査の目的

めまい、頭痛、高血圧症、脳梗塞、脳出血、手術後などで脳の形態や脳血管を調べます。

検査時間

約15~30分です。

検査の場所

検査の内容

検査台の上に仰向けに寝て、頭を固定させていただきます。
撮影の際は、狭いトンネルの中に入って検査をします。
撮影中は大きな音がします。もし、我慢でできないときは耳栓をお渡しします。
検査中動いてしまうと撮影がうまくいかないので、動かないでじっとしていてください。
また、必要に応じて造影剤を注射して検査を行うことがあります。もし変わったことがありましたら検査前にお渡しするブザーを押して教えてください。

実際の写真

脊椎撮影

検査の目的

頸椎、胸椎、腰椎や脊髄を調べます。多方向の断像を得ることができます。

検査時間

約15分~40分です。

検査の場所

検査の内容

検査台の上に仰向けに寝ていただきます。頸椎の場合は頭を固定させていただきます。
撮影の際は、狭いトンネルの中に入って検査をします。
撮影中は大きな音がします。もし、我慢でできないときは耳栓またはヘッドフォンをお渡しします。
検査中動いてしまうと撮影がうまくいかないので、動かないでじっとしていてください。
また、必要に応じて造影剤を注射して検査を行うことがあります。もし変わったことがありましたら検査前にお渡しするブザーを押して教えてください。

実際の写真

腹部撮影

検査の目的

肝臓、膵臓、胆嚢、脾臓、腎臓など腹部臓器や腹部血管を調べます。

検査時間

約20~50分です。

検査の場所

検査の内容

検査台の上に仰向けに寝ていただきます。腹部にマット状のものを乗せます。
撮影の際は、狭いトンネルの中に入って検査をします。
撮影中は大きな音がします。もし、我慢でできないときは耳栓またはヘッドフォンをお渡しします。
検査中、呼吸を止めていただく場合があります。
「息を吸って止めてください。」または「息を吸ってはいて止めてください。」と合図しますので、その合図に合わせて呼吸を止めてください。
また、必要に応じて造影剤を注射して検査を行うことがあります。もし、変わったことがありましたら検査前にお渡しするブザーを押して教えてください。

実際の写真

四肢(肩関節・肘関節・手関節・股関節・膝関節・足関節など)撮影

検査の目的

膝、肩などの関節や軟部組織など、筋肉を支えている腱や靱帯、軟部組織等を調べます。

検査時間

約30~50分です。

検査の場所

検査の内容

検査台の上に仰向けに寝て、検査部位を専用の器具で固定させていただきます。
撮影の際は、狭いトンネルの中に入って検査をします。
検査中動いてしまうと撮影がうまくいかないので、動かないでじっとしていてください。
また、必要に応じて造影剤を注射して検査を行うことがあります。もし変わったことがありましたら検査前にお渡しするブザーを押して教えてください。撮影中は大きな音がします。もし、我慢でできないときは耳栓またはヘッドフォンをお渡しします。

実際の写真