X線TV検査

検査前の準備

X線TV検査は、予約検査になります。急に都合が悪くなった場合はすぐにご連絡下さい。

検査当日の流れ

  • 放射線科受付で、診察券を出して受付をします。
    受付をした後、X線TV室の前でお待ち下さい。
  • しばらくすると看護師がお呼びしますので、呼ばれましたら検査室にお入り下さい。
    もしも、長い間呼ばれない場合は、近くの技師または受付に声をかけてください。
  • 検査を受けます。
  • 検査終了後、看護師または担当技師から説明があります。
    会計伝票を渡された方はそのまま会計窓口に行き会計を行ってください。
    外来で診察のある方は、外来へお戻り下さい。
  • 検査結果は、次回の外来診療日のとき担当の医師からお聞き下さい。
    また、緊急検査等の場合は当日の診療で結果を説明する場合もあります。
    検査室では結果をお話しすることはできませんので。ご了承ください。

造影剤について

食道や胃・十二指腸などの消化管や腎臓などは、通常のX線撮影ではよく描出できません。そのため、X線吸収の大きい造影剤という薬を注入して撮影をします。その造影剤の陰影によって、目的とする臓器の検査を行います。造影剤はバリウム剤や有機ヨード剤などが使われます。

上部消化管(食道、胃、十二指腸)検査

検査の目的

食道から十二指腸にかけて腫瘍などの有無を調べます。

検査時間

約20分~30分です。

検査の場所

X線TV室です。

食事について

検査前日の夕食は普通に食べてください。
夜9時以降は食べないでください。
検査当日は朝食を取らないでください。

検査の内容

ネックレスや、湿布、エレキバンなどをはずして、検査着に着替えていただきます。
バリウムやガストログラフィンなどの造影剤を100ml~300ml使用します。
胃の検査では造影剤の他に胃を空気でふくらますための粉を飲んでいただきます。
検査が始まると、担当医師から「右を向いて」「前を向いて」というふうに指示があります。それによって、見たいところに造影剤が付着し形態が分かります。
検査の終了後に下剤が渡されますので、必要な方は服用してください。

実際の写真

大腸検査

検査の目的

X線透視下で肛門からバリウムと空気を入れて大腸の腫瘍の有無を調べます。

検査時間

約45~60分です。

検査の場所

X線TV室です。

食事について

この検査をするためには、事前に大腸の内容物を完全に排出しておく必要があります。そのために検査準備表をよく読んで検査前日の朝、昼、夕食と間食の検査食を食べて下剤を服用していただきます。
検査当日は朝食を取らないでください。

検査の内容

検査着に着替えていただきます。
検査が始まると、担当医師から「右を向いて」「前を向いて」というふうに指示があります。それによって、見たいところに造影剤が付着し、形態が分かります。
検査終了後、トイレに行って注入したバリウムと空気を排泄していただきます。もしそのとき排泄されなくても数時間後には排泄されます。便秘気味の方は下剤をお渡しするのでお申し出ください。
お腹が張ったり痛みのある方は、右を下にして横になったり腹ばいになったりして空気を出すようにしてください。

実際の写真