新潟県立中央病院 院長
田部 浩行
新潟県立中央病院のホームページをご覧いただきありがとうございます。院長の田部浩行です。
令和7年4月に入り、平地ではやっと雪も消えて高田城址公園の桜も開花の時期になりました。本年も多くの新入職員の方々を当院に迎えることができました。新入職員の皆さんは、初々しくはつらつとしていて、職場に活気をもたらしてくれています。これからの活躍に大きな期待を寄せています。
当院は救命救急センターを併設しており、一次から三次の救急医療を担っています。救急車の受入は、年間5,000台を超え、令和6年度は5,440台でした。救急搬送患者の応需率は97.6%と高く、救急車の受入を断らない体制を作り、維持するため職員一同、日々努力しております。
また当院は、上越地域の基幹病院として地域医療を支えるために、地域がん診療連携拠点病院、臨床研修病院、感染症指定医療機関、周産期母子医療センター 、地域災害拠点病院など様々な指定を受けて多くの役割をはたしております。
それらの指定の一つに地域医療支援病院があり、厚生労働省はその機能として、
1)紹介患者に対する医療の提供(かかりつけ医等への患者の逆紹介も含む)
2)医療機器の共同利用の実施
3)救急医療の提供
4)地域の医療従事者に対する研修の実施
をあげており、当院も取り組んでおります。
今回、地域の皆様にお願いがあります。昨今、外来患者数が増えて(一日1,000人超)、予約が取りにくくなっております。そのため手術などで紹介されてくる新規の患者さんの診察予約日が1か月以上先となる診療科が増えてきております。
つきましては、病状が落ち着いておられる再来患者さんは、かかりつけの先生への紹介(「逆紹介」といいます)を進めさせていただきたく思います。当院に紹介された患者さんが早く受診できるよう、皆様のご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
今後も当院の職員一同、上越地域の医療の最後の砦となるべく努力してまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
令和7年4月