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病理診断科

医師等

職名 氏名 卒業年 資格
部 長 酒井 剛 平成元年卒
平成5年大学院修了
厚生大臣死体解剖資格認定
日本病理学会評議員、病理専門医
病理専門医研修指導医
日本臨床細胞学会細胞診専門医
日本臨床細胞学会教育研修指導医
医 師 金子 千鶴 令和3年卒

  • 非常勤病理医 6名 (富山大学、徳島大学、新潟大学、長野県立大学)
  • 常勤臨床検査技師 6名 (日本臨床細胞学会細胞検査士5名)
  • 臨時・パート臨床検査技師 2名

(2024.4.1現在)

診療案内

病理診断とは?

 病理診断科は、医療の中で特に診断を担当する部門です。患者さんの病気を治療するためには、まず適切な診断が何より必要となります。病理診断は、患者さんの病変部位から採取される臓器、組織や細胞から顕微鏡用の標本を作製し、この標本を観察して病気の診断を行います。病理診断は多くの場合最終診断としての役割を担っています。そしてこの病理診断を専門とする医師が病理医です。(病理診断は、医師免許が必要な医行為です)
 病理診断には以下のようなのもがあります。
1) 組織診断
2) 細胞診断
3) 病理解剖

組織診断
胃や大腸の内視鏡を行った際に、病変部より粘膜の一部を採取されたり、皮膚のできものを切り取られた方もいると思います。この切り取られた組織を顕微鏡標本にして、病変が何であるのかを診断(病名、良性か悪性かなど)するのが組織診断(とくに生検組織診断と呼ばれています)で、この診断はその後の治療方針に役立てられます。
また組織診断には、手術で摘出された臓器(胃がんのため取られた胃など)を標本にして診断するものあります。これはどのような病気がどれくらい広がっているか、手術で取りきれたのか、どのような追加治療が必要かなどの情報を臨床医に提供します。さらに、人員と機器が備わっている当院、当科の様な施設でのみ可能な術中迅速診断があります。これは術前には診断できなかった病変の診断や、転移の有無、病変が取りきれたかどうかなどの診断を手術中に15分程度で行う組織診断で、この診断によりその後の手術方針が決定されます。また、必要に応じて免疫組織化学(免疫染色)などの特殊検査を行い、診断精度の向上に努めます。

細胞診断
肺がんや膀胱がんでは、痰や尿の中にがん細胞が混じることがよくあります。この痰や尿のなかにがん細胞があるかどうかを診断(判定)するのが、細胞診断です。細胞診断には、細胞を擦り取ってきたり(子宮がんなど)、しこりより針で吸い取ってきたり(乳がんなど)して、診断するものもあります。

病理解剖
不幸にして病院での治療中に亡くなられた方に対して行われるのが病理解剖です。これはご遺族のご理解とご承諾のもとに、主治医の依頼により解剖資格を有する病理医により行われます。肉眼による診断に加えて組織標本による診断を行い、病気の診断や治療が正しかったか、亡くなられた死因はなんであったかなどを検索します。
 また、病理検体、細胞診検体を用いた遺伝子検査を実施しています。

認定施設
日本病理学会研修登録施設 、日本臨床細胞学会認定病院
地域性
院外から依頼される病理診断:上越市、妙高市、十日町市、糸魚川市の約20施設
検討会
  • 病理診断科勉強会:月1回
  • 消化器合同検討会:隔月
    病理診断科、放射線科、外科、内科
  • キャンサーボード:月1回
    全職員
  • 乳腺合同検討会:隔週
    病理診断科、放射線科、外科
  • 解剖例検討会:月1回
    全科
件数
   2017年  2018年  2019年  2020年  2021年  2022年
組織診 6,852 6,720 6,855 6,260 5,428 5,812
迅速診 277 265 207 230 267 239
細胞診 6,072 6,240 6,313 5,812 5,395 5,698
病理解剖 8 15 5 5 6 10



診療実績
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