腎・膠原病

医師(2024.4.1現在)

職名氏名卒業年
部長秋山 史大平成10年卒
部長安城 淳哉平成10年卒
医長張 高正平成25年卒
医長里方 一紀平成28年卒

診療案内

診療体制

担当医の診療日が限られております。患者サポートセンターへご連絡ください。
また、当院では旅行や出張等に伴う臨時透析は行っておりません。

診療内容

腎臓内科では糸球体腎炎(無症候性血尿・蛋白尿、ネフローゼ症候群)、糖尿病性腎症、慢性腎臓病(CKD)など、腎疾患の診断と治療を行っています。必要に応じて経皮的腎生検を行い、適切な診断と治療を行います。
進行性の腎障害に対しては、腎機能低下を予防し血液透析への導入を遅らせるべく適切な管理と治療を行います。内シャント作成術を行い、緊急時には透析用カテーテルを留置して血液透析導入を行います。内シャントの狭窄や閉塞が疑われた場合には、造影検査を行いカテーテル治療や再建術を行います。
CHDFなどの急性血液浄化療法にも対応しており、臨床工学技士とともに治療にあたっています。
関節リウマチや、膠原病を中心とした自己免疫性疾患及びリウマチ性疾患を対象とした治療も行っており、難治性の関節リウマチに対しては慎重に適応を決定したうえで、生物製剤の治療を行っています。当院では現在、約80名の患者さんに生物製剤による治療を行っています。

診療情報の提供について

当院は、新潟腎臓臨床病理研究会に所属する医療機関として、新潟大学腎・膠原病内科(第二内科)と連携し、腎生検施行患者さんを対象とした下記1~3の臨床研究に協力しております。

  • 腎生検データベースの構築
  • 腎生検施行症例の予後についての後方視的研究
  • 腎生検データベースを用いた腎疾患患者の腎機能および死亡に関する前方視的研究

過去に当院で腎生検を行った患者さんについては、腎生検後の予後を後ろ向きに調査します。これから当院で腎生検を行う患者さんについては、文書もしくは口頭で説明・同意を行った上で、腎生検後の予後を前向きに調査します。

通常、臨床研究を実施する際には、文書もしくは口頭で説明・同意を行い実施します。臨床研究のうち、患者さんへの侵襲や介入もなく診療情報等の情報のみを用いて行う研究については、国が定めた指針に基づき、対象となる患者さんのお一人ずつから直接同意を得る必要はありませんが、研究の目的を含めて、研究の実施についての情報を公開し、さらに拒否の機会を保障することが必要とされております。このような手法を「オプトアウト」と言います。

過去に当院で腎生検を行った患者さんを対象とした予後調査は、「オプトアウト」を用いた臨床研究に該当します。研究のために自分のデータが使用されることを望まない方は、主治医にお知らせください。

診療実績

2023年の診療実績は以下の通りです。

維持透析患者
血液透析128名
新規導入
血液透析24例
急性血液浄化53例
腎生検11例
うちIgA腎症4例
アクセス関連手術74件
うち内シャント作成術34件
PTA49件