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救命救急センター

当院は、平成9年の移転新築時に救命救急センターを開設しました。新潟県内では長岡赤十字病院、新潟市民病院に次いで、3番目の設置となっています。

 救命救急センターは全国に約150カ所にあり、それぞれ災害拠点病院にも指定され、災害ネットワークで結ばれています。救命救急センターは、3次救急患者の最終医療機関として位置づけられており、高度先進医療機器とこれを支える医療スタッフを配備しています。

救急医療体制

救急患者さんは重症度に応じて、1次、2次、3次の3段階に分けられ、それぞれ異なった救急医療機関で対応することになっています。

1次救急患者は、入院治療を必要としない軽症な救急患者で、休日夜間急患センターで対応します。

2次救急患者は、入院を必要とする重症救急患者で、2次輪番病院と呼ばれる病院が対応します。

3次救急患者は、専門の医師による集中治療が必要な最重症患者で、救命救急センター、専門病院が対応します。

 夜間休日急患センターは、上越地域では上越市にあります。この医療体制は、1次救急は1次医療機関でしか対応しないというものではなく、2次医療機関、3次医療機関でもそれぞれ、1次救急患者さんの診療も行っています。

 2次輪番病院は、上越地域の7病院が交代で救急患者を受け入れる日を決めています。

 救命救急センターは、上越地域では新潟県立中央病院に併設されています。


休日・夜間診療について

上越休日・夜間診療所
住所:上越市新光町1丁目8-11(オールシーズンプールの向かい側)
電話:025-522-3777

利用時間

診療日 診療科目 受付時間
平日 内科・小児科 19時30分~21時30分
土曜日 内科・小児科 16時00分~17時30分
19時00分~20時30分
日曜日・祝日
(8月15日・年末年始を含む)
内科・小児科 09時00分~11時30分
13時00分~15時30分
16時00分~17時30分
19時00分~20時30分
外科 09時00分~11時30分
13時00分~15時30分



上越歯科医師会 休日歯科診療センター
住所:上越市新光町1丁目10-16(上越商工会議所 隣)
電話:025-522-1202

診療日 毎週日曜日・祝日・8/5
年末年始(12/30~1/3)
受付時間 09時00分~11時30分
13時00分~15時30分


  • 詳しくは上越市のホームページをご覧ください。  

    上越休日・夜間診療所 こちら >>>>>
    上越歯科医師会 休日歯科診療センター こちら >>>>>


救命救急センター

 救命救急センターは、一刻を争う命に関わる重症患者が、行くあてなく救命の機会を失することがないよう365日、24時間無休で開設されており、あらゆる重症患者の治療に対応できる装備とスタッフを擁しています。救命救急センターは人口100万人に1カ所の割合で全国に配置され、現在150カ所程度の救命救急センターが稼働しています。

 当院は上越地域の救命救急センターとして、平成9年にオープンし、これまで各種の毒物、薬物中毒患者や、広範囲熱傷、多発外傷患者などの高度の全身管理を必要とする重症患者が運ばれ、救命して来ました。

 救命救急センターは、救急外来、観察ベッド、集中治療室の3部門で構成されています。救急外来は、文字どおり救急患者さんの受け入れ口です。救命救急センターは3次の最重症患者の受け入れを主な目的としてはいますが、そのような重症患者が絶え間なく運び込まれて来るわけではなく、当然1次~2次救急患者さんの診療も行っております。

 救急外来受診の患者さんの内、重症患者は直ちに集中治療室に入院しますが、それ程でもないがちょっと経過観察が必要な患者さんは、観察ベッドに入院していただきます。

 集中治療室は、入院治療が必要な重症救急患者さんを収容します。


救急外来

当院の救命救急センター救急外来は通年、平日、休日とも24時間診療しています。
救急で受診をご希望の場合は、以下の手順でいつでもご利用ください。
受診方法が、平日の昼間と、平日夜間、休日で異なりますのでご注意ください。
いずれの場合も、
重症ならば119で救急車を呼んでください。(意識がないなど)

◆平日の昼間(8301700
・正面口から入り、
・初診なら総合案内へ
・再診なら自分のかかっている科の外来を直接受診してください。
・電話でお問い合わせの場合は、025-522-7711で、
・初めての方は交換手におおよその症状を、
・再診の方はかかっている科の外来に繋いでもらってください。

◆休日、平日夜間(1700830
 直接来院せず、電話025-522-7711で「救急外来」に連絡してからにしてください。(予め電話連絡があると、カルテの準備などの関係で診療がよりスムーズに運びます。)

 受診は北口の救急入口からです。

 電話(119番でも、522-7711番でも)では、次のことをお伝えください。

  1)氏名、年齢
  2)当院の受診歴のあり・なし
  3)受診歴ある方は、受診科、受診番号または生年月日
  4)症状、その程度、いつから?

 急病や事故では、あわてていて重要なことが抜けてしまいがちです。家族全員の生年月日、受診番号などを電話器のそばにメモしておくのもいいかも知れません。

 救命救急センターは、最重症の患者さんの治療を最優先で行うため、比較的軽症な患者さんの診療はお待ちいただくことがあるかもしれません。救命救急センターの本来の目的をご理解の上、ご容赦くださいますようお願いいたします。


診療内容

 通年24時間、3次救急患者を最優先で受け入れる態勢をとっています。一刻の猶予もできない3次救急患者さんの救命のために、救急外来には救急隊からの直通電話が敷かれており、必要により患者さんの心電図、酸素の取り込みの状態、血圧などを電話回線を通じて、時事刻々監視できるようになっています。
 また、当院は災害拠点病院にも指定されており、全国の災害時救急医療ネットワークにより、災害時の救急医療状況を逐次把握するとともに、必要に応じて、全国からの患者さんの受け入れ、非被災地への患者さんの送り出しなどができる態勢も整備されています。

 これらの情報に応じた救急医療体制がとれるよう、複数名の医師当直、全科の救急呼び出し態勢に加え、薬剤師、検査、放射線の各技師も24時間待機態勢をとるなど、院内態勢も緊急事態の発生に備えています。

 しかしながら、このような緊急事態が常時あるわけではなく、これらの緊急態勢をフルに活用するため、これらの緊急時の業務に差し障らない範囲で、12次救急患者の受け入れも行っています。これらの比較的軽いと思われた患者さんの中にも、予想外の経過をとる患者さんもおり、時事刻々変化する救急患者さんの病態に応じて、1晩の経過観察や、点滴、酸素吸入などの処置のための短時間入院ベッド(救急病室)も用意されています。

 救急患者、なかでも心肺機能停止患者の初期応急手当は、病院到着前から始められている必要があり、いち早く現場に駆けつける救急隊員の教育、指導も救命救急センターの重要な仕事の一つにもなっています。このため、救急隊員と病院職員による毎月1回の定期救急症例検討会をはじめ、折にふれて救急隊員との勉強会も行われています。



集中治療室(ICU)

 

救急外来受診患者、各科の病棟入院患者、あるいは他の医療機関から紹介された患者さんで、集中治療を要し、かつ、原則的に呼吸循環その他全身管理を強力に行うことにより治療効果が期待しうる患者さんを収容します。
 文字どおり集中的な重症患者管理が行われると同時に、各科の専門医がそれぞれ専門的な診断、治療を行っています。その主なものは、各科の外科的手術、人工呼吸、ペースメーカー、大動脈バルーンパンピング、補助体外循環などの特殊循環管理、血管内血栓溶解、血管内血行再建、各種血液透析、各種骨折整復、重症熱傷管理、各種内視鏡などです。

 疾患としては以下の疾患または病態などが対象となります。

 a)意識障害または昏睡
 b)急性呼吸不全または慢性呼吸不全の急性憎悪
 c)急性心不全(心筋梗塞を含む)
 d)急性薬物中毒
 e)各種ショック(大吐血、大下血なども含む)
 f)重篤な代謝障害(肝不全、腎不全、重症糖尿病など)
 g)広範熱傷
 h)大手術を必要とするもの(大手術後)
 i)救急蘇生後
 j )その他重症外傷、重篤破傷風

 集中治療室は手術室に近い清浄度で管理されているため、一般の方の入室はお断りしています。家族の面会も決まった時間に、身内の限られた方のみとさせていただいております。患者さんの安静と、清潔を維持するためですのでご了承ください。


移植医療(臓器提供)について

 

   当院は臓器提供病院に指定されており、院内には「脳死・臓器移植委員会」が組織されております。救急医療は、本来移植医療とは別のものです。そこで、当院では、救命医療にたずさわる者と、脳死判定を含む臓器提供に関与する者を明確に分離し、救急医はあくまで救命に専念し、かつ、臓器提供の条件に適合する事例では、的確に臓器提供を行い得る環境が整えてあります。
 臓器提供というと、直ちに「脳死」を思い浮かべがちですが、臓器提供には脳死患者からだけではなく、心臓死患者からの2通りがあります。脳死からの臓器摘出には、生前からの患者本人の意志表示(ドナーカード)が必要ですが、心臓死からの場合は、本人の意志がなくとも家族の意志だけで臓器摘出の条件が成立します。この場合の対象となる臓器は、腎臓と角膜です。心臓死からの提供は、心臓が止まってからの臓器摘出ですから、従来の「死」と何ら変わるところはありません。

 移植医療とはやや異なりますが、「尊厳死」「輸血拒否」などの意志表示は、救命医療とは馴染まない部分もありますが、患者本人の意志は何より尊重されるべきものと考えており、患者さん自身の御意向に沿う方針でおります。



病院前救護体制・救急救命士について

 

救急医療はいかに病院側の条件が整備されても、満足な成績は上げ得ません。救急医療が必要な現場の多くは院外で発生するからです。然るべき施設に情報が伝達され、いち早く救急隊員が現場に駆けつけ的確な応急処置をし、病院に搬送すること、つまり、病院前救護体制(プレホスピタルケアー)の確立が必須の要件です。従来の救急隊はもっぱら、救急患者の搬送のみを行ってきましたが、心肺停止患者では、できるだけ早期の救命処置が重要な鍵を握っています。そこで、救急隊員に相当時間の医学教育を行い、国家資格としての「救急救命士」制度が誕生しました。したがって、救急救命士は単なる患者の運び屋ではなく、医師、看護師と同じ医療人の一員なのです。

 しかしながら、救急救命士制度誕生後も、我が国の心肺停止患者の蘇生率(社会復帰率)は欧米諸国の10分の1程度と低迷しております。人間の脳は、心臓が止まると34分で元の機能を回復し得なくなります。ところが、救急隊が現場に到着できるのは全国平均で約6分を要し、脳の機能回復には間に合わないのです。ではなぜ欧米では社会復帰率が日本より高いのでしょうか。我が国では、救急隊到着前のそばにいる人による心肺蘇生法が、ほとんど実施されないためなのです。一般人による心肺蘇生法の実施、救急隊員による応急処置、病院における救命処置と順次引き継がれて行く救命の鎖が重要なのです。


救命処置・心肺蘇生法

 

これまでも多くの人々に心肺蘇生法を教示してきましたが、いざという時の現場での一般人による実施率は極めて低いのが実状なのです。心肺蘇生法は、やりかたを知っていることが前提になりますが、加えて、「誰かがやってくれるだろう」ではなく「今この人を助けられるのは自分しかいないのだ、自分がやらなければ」という意識をもつことこそが、我が国の救命率を高める上で、最も重要な鍵を握っているのです。
 心肺蘇生は、病気の自然な進行の中での心肺停止には適応になりません。この場合には静かに、死を見取ってあげましょう。通常の健康な人に突然襲った心肺停止なら、それが外因的なものであれ、内因的なものであれ、直ちに心肺蘇生が実施されるべきです。

 突発的発生した傷病者をみたら、まず

1.    意識の確認」をします。声をかけて呼んでみてください。意識がなければ、

2.    応援を呼んで」ください。大声で「誰かきてくださーい」。 
恥ずかしがらないでください。
人の命が懸かっているのです。

3.    応援が来たら119番通報を依頼してください。
呼吸をしているか」を確認します。息をしていなかったら、心肺蘇生法を実施してください。仰向けに寝かせ、

4.    気道の開放」です。頭を後方にのけぞらせ、手であごを前方に引き出すようにして空気の通り道を確保します。 鼻口元に耳を近づけ、息していないことがを確認されたら、

5.    人工呼吸」を開始します。息を大きく吸って、自分の口を傷病者の口に当て、息を吹き込みます。傷病者の胸が持ち上がることを確認してください。 吹き込んだら、口を離すと、傷病者の口から息が吐き出されます。息の吹き込みを2回やってください。

6.    脈の確認」をします。喉仏に指を当て、そのまま指を横にずらしていくと、3cmくらいのところで、窪みを感じるはずです。 ここで、脈がほとんど感じられないなら、

7.    心臓マッサージ」を開始してください。傷病者の脇に立ち膝になり、両手を重ね、胸の真ん中に置き、前屈みになり、両腕を垂直に真っ直ぐ伸ばして、肩が手の真上になるようにします。肘を伸ばしたまま、傷病者に自分の体重をかけます。胸が45cm沈みこみます。胸に置いた手はそのままで体重をはずと、傷病者の胸の沈み込みは元に戻ります。これを1.5秒に1回の速さで、1回毎に声を出して、1234・・ とリズミカルに数えながら30回繰り返します。

8.    上記5.の人工呼吸に戻ってください。心臓マッサージと人工呼吸の割合は、302です。



 救急隊員が来るまで続けてください。心肺蘇生は重労働です。疲れたら他の人に代わりましょう。交代はできるだけスムーズに、片時も中断されることなく、続けられるのが理想的です。自分の行為により、その人を助けることができると信じて!



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