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アイソトープ検査

 アイソトープ検査とは、ガンマ線という放射線を放出する少量の薬~RI(ラジオアイソトープ)を用いた放射性医薬品(RI医薬品)~を静脈から注射したり、薬の種類によってはカプセルを飲んでいただくなどして、身体から放出される放射線をガンマカメラで画像にして診断する検査です。
 検査自体は、苦痛や副作用がほとんどなく、検査用のベッドに30~60分間静かに横になっている間に終わります。核医学検査は、各臓器の機能や病気の状態が分かるので、種々の病気の診断になくてはならない検査となっています。

骨シンチグラフィ

·  検査の目的
RI医薬品が骨に集まる性質を利用して、全身の骨の形態をみるのが目的です。

·  検査時間
注射をした後、2~4時間をおいて撮影します。撮影は約30分です。

·  検査の場所
アイソトープ検査室
です。

·  検査の内容
午前中にRI医薬品を注射します。注射をしてから2~4時間後に骨にRI医薬品が集まるので、検査は午後からになります。検査自体は30分ぐらいで、検査用寝台に寝ているだけです。ただ、カメラを身体に近づけますので多少の圧迫感はあるかもしれません。この検査は食事とは関係ありませんので、朝食や昼食は普段どおりとることができ、待ち時間は検査室の外で自由に過ごしても差し支えありません。待ち時間の間には水分を多めに摂取して頻回に排尿してください。


実際の写真

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心筋血流シンチグラフィ

·  検査の目的
注射したRI医薬品が心筋に集まる性質を利用して、心臓の状態や動きを調べるのが目的です。狭心症・心筋梗塞・心筋症などの病気の有無や、その程度を診断します。検査では、心臓に負荷をかけることで病気の部分と正常な部分の区別ができるようになります。

·  検査時間
すべて終了するのに約2時間半~3時間ぐらいかかります。
(間に40分~50分の休憩が入ります。)

·  検査の場所
アイソトープ検査室
です。

·  検査の内容
まず、RI医薬品を注射し、すぐに牛乳を飲んでいただきます。その30分後に1回目の撮影をします。検査台に寝ていただき心電図をつけ両手を上げた状態で10~15分行います。検査中はカメラが身体に接近・回転していろいろな角度で撮影します。
1回目の撮影終了後40分~50分休みます。その後、運動または薬剤で心臓に負荷をかけた後2回目のRI医薬品を注射し、再度牛乳を飲んでいただきます。その30分後に2回目の撮影をし検査終了となります(検査方法は1回目と同様です。)。
この検査には食事制限はありませんが、カフェインなどが含まれるもの(コーヒー・お茶)は厳禁となっています。


実際の写真

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脳血流シンチグラフィ

·  検査の目的
注射したRI医薬品が脳に集まる性質を利用して、脳の血流を調べるのが目的です。脳梗塞、認知症、てんかん、脳腫瘍などさまざまな病気で起こる脳内の異常が分かります。また、血流異常のパターンから数種類ある認知症の鑑別診断に役立ちます。

·  検査時間
約1時間です。

·  検査の場所
アイソトープ検査室
です。

·  検査の内容
ベッドに寝ていただき、RI医薬品を静脈に注射して、15分後より撮影を始めます。カメラが頭に接近し回転していろいろな角度で撮影し、45分後に検査終了となります。


実際の写真

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