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放射線治療 Q & A

放射線治療の効果はいつ頃から出ますか?

 患者さんの病気の種類によって、効果のでる時期が変わってきます。詳しくは、診察時に医師にお尋ねください。


副作用が出た場合はいつ頃治りますか?

 放射線治療にともなって皮膚のやけどなどの副作用が出でる場合があります。しかし、多くの場合12ヶ月で治癒します。但し、これも患者さんの治療部位や治療回数で異なりますので、診察時に医師にお尋ねください。


放射線治療は一度しか受けられないのですか?

 治療する部位が異なる場合は、必要に応じて何回でも受けることができます。しかし、同じ部位には原則として一度しかできません。これは正常組織の障害を防ぐためです。定位放射線治療などは、医師にお尋ね下さい。


放射線治療にはどのくらいの費用が掛かるのですか?

 費用は患者さんの保険の自己負担割合によって異なります。また、照射する部位・方法によっても異なります。
 例えば定位放射線治療は、3割負担で約19万円、1割負担で約6万円です。前立腺のIMRTで治療回数が37回の場合は、3割負担で約40万円、1割負担で約13万円です。乳がんの放射線治療で治療回数が25回の場合は、3割負担で約12万円、1割負担で約4万円です。

 その他に診察料等がかかります。但し、高額医療費制度適用の対象になる事もありますのでご確認ください。


「ピンポイント照射」は出来るのですか?

 定位放射線治療を「ピンポイント照射」といい、細く絞った放射線を集中的に照射する方法です。この治療を可能にするためには、放射線治療装置の正確な精度が求められています。頭部では2mm以内、体幹部では5mm以内の精度が求められます。当院の装置はこの条件を満たしていますので、「ピンポイント照射」を行っています。


IMRT(強度変調放射線治療)は出来るのですか?

 従来の放射線治療では、各方向から均一な強さの放射線を照射していますが、IMRT(強度変調放射線治療)では強弱をつけた放射線を照射します。これにより、腫瘍への放射線量を増やし、放射線に弱い臓器への線量を減らして、合併症の可能性を減らした放射線治療が可能になります。
 この治療を行うには厳しい施設基準がありますが、当院ではこの基準を満たし、安全に治療を行っています。


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